リモートPCアレイのフタを開けよう!

2023/03/31

RemotePCArray リモートPCアレイ

リモートPCアレイの中身、覗きます!

前回までのあらすじ




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> リモートPCアレイ開封 <
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こんにちは、アセンテックSEの佐藤です。

前回の記事ではリモートPCアレイを箱から開封してみました。
今回はそのリモートPCアレイのフタを外して、中身を解剖していこうと思います!


さっそくネジを外して.........


上蓋をスライドさせて......


フタを開けると.......

オープン!



上から見るとこのようになります!
この所狭しと積まれたパーツをひとつひとつ見ていきましょう!

カートリッジ

まずは筐体のほとんどを占めるパーツ、カートリッジです。
ふたつのネジを緩めて...


上に引っこ抜くと...


カンタンに外れました!


カートリッジの裏面はこのようになっています!
小さな基盤の上にSSDメモリが搭載されていますね。
写真からではわかりにくいですが、この基盤の裏にCPUヒートシンクが搭載されています!


言うならば、小型のパソコンですね。
この小さなカートリッジにパソコンに必要なパーツが集約してあります。

戻すときはカートリッジを差し込んで...


またネジを締めるだけで完了です!



冷却ファン

続いて、カートリッジを冷やすための冷却ファンをご紹介します。

シャーシに4基搭載されています。

アップで見てみましょう!


基盤に接続されていますね。
外してみましょう!


冷却ファン本体も固定されているわけではないのでカンタンに取り外せました!


電源ユニット

続いて電源ユニットです。
リモートPCアレイには最大550Wの電源ユニットが2基搭載されており、片側が故障しても大丈夫な冗長構成になっています。


よし、抜いてみましょう!


カンタンに抜けました!


これなら片側故障しても抜き差しするだけでカンタンに交換が可能ですね!

ACM(Atrust Chassis Manager)

ACMとは、Atrust Chassis Managerの略称で、リモートPCアレイのマネージャーになります。

このマネージャー、どこに搭載されているかというと...


スロット#4のカートリッジを取り外すと...

青色のメモリーカードのようなものが刺さっていますね。


指でひっかけると...


カンタンに取れました!
この正体こそがACMです。
このメモリーカードのようなものこと、eMMCに独自のOSが入っています。

ACMの機能については後日紹介していこうと思います。


ココを交換する機会はないと思いますが、取り付けも挿すだけなのでカンタンでした!

内蔵インテリジェントスイッチ

リモートPCアレイには、48ポートのインテリジェントスイッチが内蔵されています。

このようなスイッチが入っているのを想像していただければと思いますが、
一体どこにこんな大きなものが入っているのでしょうか?

答えはこちらです!


なんと、基板上についたこの小さな二つのチップこそがインテリジェントスイッチなのです!

ちょうど一番後ろのカートリッジを取り外すと、基盤にくっついているのが分かります。



ここで、リモートPCアレイの背面側を見てみましょう。



右側の4ポートがUplinkポートで、左側のポートがマネージメントポート(Mポート)です。

右側が内蔵Switchのポートで、
左側は先ほど紹介したACMに直結のポートになります。

この辺りの詳細は今度ネットワーク編で触れていこうと思います!

おわりに

 さて、ここまでリモートPCアレイのフタを開けて全体を見てきましたが、故障時のパーツ交換がカンタンだなと感じました。

「サーバーのフタを開けてパーツを交換して!」なんて突然言われても、これなら大丈夫ですね!

交換する時は静電気対策をしっかりしましょう!


それでは!









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